モンテプルチャーノダブルッツォとトレッビアーノのポテンシャルを最大限に引き出し、アブルッツォのワインの評価を一気に底上げした、信念のカンティーナ「エミディオ・ペペ」

前日のペアリングディナーで、葡萄の持てる力を最大限に引き出すことに尽力されて来たこと、心から葡萄に寄り添って作られて来たことをグラスからひしひしと感じました。モンテプルチャーノの素晴らしさはもちろんですが、白が、、「ええ？？これ本当にトレッビアーノなの！？」世間では冴えない平凡な子だと思われていた子が、我が子の才能をひたすら信じて、開花させたみたいな驚きの美味しさでした。（北島マヤ！？）

そんな偉大なワインを作られたエミディオさんも、かなりのご高齢。10年ほど前には三笠会館でのメーカーズディナーへいらしたり、つい最近まで畑に出られていたりされていたようですが、昨晩のディナーにも、お宿にも姿は見えなかったので、どこにいるのかな～？？？と思っておりました。

お会いできたら、素晴らしいワインを生み出してくださったことへの御礼が言いたいな、と。

で、二日目の午後、お昼ごはんを食べたらうちの家族がお昼ねしてしまったので、暇な私は看板犬のアシアちゃんと一緒にお庭をお散歩。

ワンコちゃんが行く方へついて行ったら、、、

あ！ペペさんがご自宅のテラスの椅子にお一人で座ってる～！！

そちらは宿のお隣で、カンティーナと同じ建物がご自宅になっているようです。

門の外から大きく手を振ったら、手招きをしてくださいました。

え～！？　お邪魔しまーす！！

テラスの椅子に一緒に座ってお話していたら、奥様がいらして、「最近は一日中、テラスの椅子に座ってて全然歩かないのよ。」とおっしゃるので、「じゃあ、一緒にお散歩しましょう！葡萄畑を案内して欲しいです！」と腕を差し出して言ったら、ペペさんが立ち上がってくださって、

一緒に敷地内を散歩することに。

2階のお部屋から観ていたシエコが写真を撮ってくれました。
こっちはモンテプルチャーノで、あっちがトレッビアーノだよ。。とか教えていただき、山を眺めながらゆっくりお散歩とても優しく、そしてチャーミングなお爺ちゃまです。

こうしてブログを書いているのはもう3週間後くらいなのですが、ペペさんを包むオーラというか、温もりと感触が今も心に残っています。ちょっと普通のおじいちゃんじゃないですよ。

こんな方だから、葡萄にも優しく、きっと語りかけるようにワイン造りをされて来たのだろうと、そして葡萄もペペさんの前では喜んで自分の持てる力を開放するような、そんな不思議な感覚が、お貸ししている腕から伝わってきました。

敷地内をお散歩してテラスまでお送りしたら、プレゼントいただいちゃいました♪

大切にいたします。

あー、ワインが本当に美味しかった。飲み頃にならないとリリースしないので、買ったばかりでも安心して飲めますよ！！
ワイン、2本しか買ってこなかった～！！（お宿ではかなり呑みましたけど♬）またペペさんがお元気なうちに行きたい場所です。
最近の私は自分が年を取ったからでしょうか。イタリアのお爺ちゃん好きです💕（アレッツォにも推しのお爺ちゃんいます）