![]() |
ピエモンテで本場のバーニャカウダを食べること!
これもお目当ての一つでした。 その名も「Maratona di bagnacauda」 バーニャカウダマラソンです。 会場となるお店に到着すると、地元の方がまるで居酒屋のように長テーブルに集っています。 なんだか、すごい熱気。それに、めったに酔った人を見ることのないイタリアで、酔ったオジサンとかが店内を陽気に歩いています。 これは相当、楽しいに違いありません! 18ユーロの入場料を払って、中に入ります。 そして、出てきたのは~ コレですっ!!! ええっ!? こ、、これは、野菜の姿がそのまんま。 ![]() そして、バーニャカウダの鍋は~ 一人分がこれっ! ![]() ここに、写真の野菜を、自分でナイフで適当にカットして、鍋に放り込んで、バリバリ、ボリボリと食べます。 鍋の下には火がついているので、ちょっと長めにつけておくと、パプリカなんかはちょうど良い硬さにもなります。 野菜は、この地域が特産の「カルド」セロリとフィノッキオの中間のような野菜に、まるで生姜のような姿をした、トピナンブルという、イモ科の野菜など、珍しいものもあります。 トピナンブルについては、名前は聞いたことがあったものの、中部以下では見たことがなく、実物はこちらで初めて見ました。 このほか、パンや、茹でたジャガイモ、ビーツなども置いてあり、いろんなものをバーニャカウダソースにつけて食べます。飲み物は、ワインの瓶がボンボンと置いてあるので、飲み放題です。 ノヴェッロ持ってキテ~、とお店の人に言うと、それも出てきます。 これは止まらな~い!! そして、ソースがなくなると、鍋を持ってウロウロしているカメリエーレが、マイ小鍋に、新たにおかわりを注いでくれるんです。野菜類、パン類も、食べ放題です。 たしかに、Nonstopマラソンだわ。これは。 長テーブルなので、隣に座ったグループとも会話が始まりますが、私たちの両隣とも、地元アスティ近郊の方たちでした。 いったい、いくつのニンニク、アンチョビが私のお腹に入っていったのでしょう。 食べていると、身体がポカポカしてきて、毛穴が開きそう~!まさに、冬の鍋料理! 北イタリアの寒い冬にぴったりなお料理なことを、またもや「体感」 そして、最後のオタノシミは、、、 なんと、生卵! 食べている途中で、卵が配られ、何かと思ったら、バーニャカウダのシメは、鍋に卵を割りいれ、半熟になったところを食べるのだそう。 これが、パンにつけて食べると美味しいんです! こんな食べ方、初めて知りました。日本の鍋で最後にお雑炊を作るのに、ちょっと似ていませんか? ♪♪♪ 人類みな兄弟っ!です~ ♪♪♪ ![]() あ、、あらイヤだ、バックに写るパンカゴも、野菜のお皿も、からっぽ。。 今日も食べた食べた。。。 ところで、バーニャカウダとは、私の認識では、にんにくを牛乳で煮て、裏ごしたものとアンチョビをあわせ、オリーブオイルを加えて温めたもの、、のはずだったのですが、 こちらでは、どうもオリーブオイルのかわりに、バターを使っていたようです。隣のテーブルの地元のおじさんたちも、「ここはバターを使ってるね」と言っていました。 ということは、私は間違いなく、バターを200g(1箱)はお腹に入れている気がします。。。 写真を見ても、この上澄みは、、バターだなあ。。。 う~ん、都合の悪いことは忘れましょっ! とにかく、美味しくて、楽しかったのだから。 さて、この夜、ローマのmarinaちゃんとは、アスティの駅でお別れ。 とおっても可愛くて、すごくがんばりやさんな彼女でした。イタリアを通じて、素敵な方とたくさんお知り合いになれて嬉しいです。 翌日は、ピエモンテの絶景!ランゲ&ロエーロ地方の秋を満喫し、ワインを堪能します。 つづく、、
by cibiyukiko
| 2007-11-15 23:26
| 北イタリア
|
Comments(6)
待ってました、お次の更新っ!ユキキーナさんのブログでまだまだピエモンテ気分を味わっています♪バーニャカウダ、アスティのMちゃんは「バンニャカウダ」と言っていました。地元の人はこう呼ぶらしい。
頭ではわかっているつもりの「イタリアの地方色の強さ」、でも、自分で足を運んで食べてみて「体感」する事がやっぱり必要ですよね~。バーニャカウダの後、体が燃えそうでしたもんっ!でもさ、やっぱり写真見ると、改めて「バターだっ!」って分かりますよね~。あの濁りは絶対にオリーブオイル100%じゃないもん。 次ぎの更新も楽しみにしていま~すっ!
0
![]()
毎回おいしそうなものばかりで、釘付けになっています♪
お鍋、大きいですね~。1人分ですよね??ビックリしました。
ユキキーナさん・・・もう、プンプンッ!って感じなんですけど
あのバーニャカウダの最後の卵が気になって気になって!! ピエモンテの方じゃぁ、オリーブオイルの代わりにバターを使うんですかねぇ?? でも、本場だったらそうなんでしょうね^0^ それはそれで、美味しそうな気がしますけどアトがね・・・^^; 今更ですけど、リンクさせてもらいまーす。ご都合悪ければご連絡を!! ![]()
レイさん、ピエモンテの言葉っておもしろいですよね。ほんと、トリノの郷土料理の店はさっぱりでした。トリッパのことは、ブセッカと呼ばれていて、仔牛もなんだか違った名前で、、
それにしても、写真を改めて見ても、バターが胃壁についた感じが甦ってきます~。でも、この店はかなり楽しかったですね♪良いお店を教えていただいて感謝です。 ![]()
モンスーンさん、びっくりの量ですよ。去年のうちの教室のバーニャカウダの10倍くらいは一人でお腹にしまっています。
でも、この鍋を思わず、教室用に6個買いたくなっちゃいましたよ。 ま、お香の器くらいがちょうど良いかも。 ![]()
umeshuさん、あら失礼、そこまでニンニク臭が届いちゃいましたか?
海を渡ってもおかしくないくらい、ニンニク食べちゃいました。そして、この辺りは、料理はなんでもバターでした×××。美味しいバターではあるですけど、、、、おもっ、、、。 そう、卵!かなり私のツボな食べ方でした。リンク、ありがとうございます♪
|
**
*カテゴリ*
*以前の記事*
*タグ*
*検索*
*画像一覧*
*最新のコメント*
*フォロー中のブログ*
*ライフログ*
*その他のジャンル*
*記事ランキング*
*ブログジャンル*
*ファン*
| ||||||
ファン申請 |
||