![]() |
サルデーニャには美しい刺繍が施された伝統的な民族衣装が地方ごとに何種類もあると聞いていたので、ぜひ、その衣装をまとったお祭りに行きたい!!と、祭りの開催を調べていただいて、西部劇に出てくるような土地を車で進み、山の上にあるORUNEという小さな村へ連れて行ってもらいました。
どうやら、この村でコルテス・アペルテスという祭りがあるとのこと。 ![]() ↑こんな人たちがゾロゾロ歩いてるの見たいのよね~。 ・・ところが、、ここはイタリア・・・ お祭りが急遽キャンセルになっていたんです。村には大型バスで祭りを見に来たお客さんなんかもいて、どうなっちゃってんの~。。 すると、村の入り口のBARにたむろしていたおじちゃんに祭りのことを尋ねたところ、「祭りはやってないけど、村を案内するさ~、、」という感じでなぜか私達の車に乗り込んで来て突然、ガイドになりました。。しかも、地元の消防団の打ち合わ中だったらしいけど、ソレを放り投げて(笑) 彼の名前はナタリーノ。ナターレ(クリスマス)に生まれたんだと。 で、ナタリーノが人の家にずかずか入って行くと ![]() 民族衣装を作っている家でした。左側が女性用、右の白いのが男性用。しかりとした厚手の生地にとても繊細で美しい刺繍がされています。この村でこの刺繍を出来るのは、この家の人だけとのこと。手作業で作るこの衣装、1着つくるのにどのくらいの日数がかかるのでしょう。もっといろいろ質問すれば良かったナ。 その後、この村の伝統工芸の織物をしているお宅へ。 シエキチに、こちらで作っている素敵なポシェットを買いました。肌ざわりも良くて、世界で1個しかないサルデーニャの伝統工芸品、良いお土産になりました。 ![]() 次はお肉屋さんでサルシッチャを作っているところを見せていただきました。 ![]() このおネエサン、サルシッチャを作りながら頭の上にはサングラスがのっています。 その後、パーネカラサウのお店を2週間後に開店するというお宅へ。 伝統工芸美術を作っている女性なのですが、サルデーニャの伝統工芸といえばコレだわっ!伝えなくては!と思ったらしくパーネカラサウ屋開店準備中。 こういった人々の熱い思いでサルデーニャの独自の文化が保たれているのでしょうね。 ![]() しかし、、この女性、お話大好き!しゃべる喋るシャベル。と、、、止まりません。。。どの写真を見ても喋ってる~(笑)。弾丸トークをしながらカラサウを焼いてくれて、気づいたら、ご主人がワインやらサラミ、チーズ、オリーブを持ってきて、プチ宴会に。お、、お腹がいっぱいなんですけど~×××。 この家の8歳になるマリアンナちゃんとシエキチは最初はもじもじと恥ずかしがりながらもお友達に。 ![]() この後、2階のリビングに連れていかれ、家の中の絵などをいろいろ見せていただきました。 これはサルデーニャの女性を描いた木の壁掛け。 ![]() 内陸の山岳地帯に入れば入るほど、独特の風土によってはぐくまれた伝統を感じることが出来ますね。素敵な絵や、工芸品がいっぱいある中、もっとも印象的だったのはこちら。 ![]() マリアンナちゃん8歳。テーマは「虫」でした~。 突然ガイドとなり案内してくれたナタリーノはここでお別れ。お祭りは見られなかったけれど、彼のおかげでサルデーニャの人たちの素朴で温かい気質に触れた1日でした。
by cibiyukiko
| 2008-12-13 23:59
| 南イタリアとサルデーニャ
|
Comments(0)
|
**
*カテゴリ*
*以前の記事*
*タグ*
*検索*
*画像一覧*
*最新のコメント*
*フォロー中のブログ*
*ライフログ*
*その他のジャンル*
*記事ランキング*
*ブログジャンル*
*ファン*
| ||||||
ファン申請 |
||