毎年、年末になると頭を悩ませる年賀状ではありますが、
やはり、年明けになって年賀状が届くのは嬉しいもの。

もう会社を辞めて９年になるけれど、いまだに年賀状だけは続いている上司だったり、会社の同期などからの年賀状を見ると、昔を思い出したり、会社は今はどうなっているのかな~、と思ったり。

小学校や幼稚園から一緒、といった古い友人から、イタリア方面に足を踏み入れてから出来た友人まで、意外なことを始めた報告だったり、家族が増えた報告だったり、そんな報告を聞くだけでも、新年早々、こちらまで幸せな気持ちになります。
年賀状に書いてある一言がきっかけで、何年ぶりかに再会したり、ちょっとした縁を取り持ってくれたりするものです。

今年は、留学していた時以来、会っていないけれど、年賀状だけはやりとしているNちゃんから結婚の嬉しい報告が！

シエナ外国人大学に留学していたNちゃんとは、なんだか気があい、夏休み、８月の真っ只中に宿も手配せずに軽い気持ちでニース・モナコへ行って、宿がなくて野宿したり、それに懲りず、その次も宿をとらずに、フラリとスペインへ行って、ついでにモロッコまで行っちゃおう~と、急に思い立って船に乗ってジブラルタル海峡を渡り、屈強なモロッコ人にゾロゾロとまとわりつかれて苦い思いをしたり、と思い出がいっぱい、最強の旅仲間です。
思わず、野宿ニースの疲れた顔写真や、モロッコの迷路のようなスークの写真を引っ張り出してきて、アルバムに見入ってしまいました。
自由な時間がたくさんあったから出来たことですが、いつか、また一緒に、サバイバル旅行がしたいわ~
それに、Nちゃんは、私がイタリアから帰ってきて、何をして良いのかわからず、呆然と過ごしていた毎日に渇を入れてくれた大事な友人です。

そんな懐かしい時間を思い起こさせ、意外と楽しい時間を与えてくれる年賀状。
今年の年末が近づいたら、「面倒だわ~、、、、」なんて思わずに心を込めて書いてみようかしら。
（郵便事業のまわしモノではありません）